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【獣医師監修】子犬にはどんなドッグフードを与えたらいいの?

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  • 【この記事を書いた人】ふくふく動物病院 院長平松育子(獣医師)京都生まれ。山口大学農学部獣医学科卒業。
    “たくさんの笑顔のために”をモットーにあなたの大切な家族の健康を守ります。

子犬にはこんなドッグフードを選ぼう

①良質なタンパク質を多く含むフード

子犬の頃は筋肉や内臓、骨格、皮膚などを形成するため、成犬のおよそ2倍もの栄養素を必要とします。特にタンパク質は血や骨、内臓、皮膚、被毛などを作るために必要な栄養素なので、子犬の頃は特にたくさん摂取した方が良いと言われています。

しかし子犬の時期はまだ消化器官も成長途中なので、多量のフードを摂取することができません。そのため、消化吸収が良く、栄養価も高い良質なお肉を使った、動物性タンパク質が豊富なドッグフードを選ぶと良いでしょう。

②グレインフリーのフード

もともと肉食動物である犬は穀物などの炭水化物の消化が苦手なため、多量に摂取すると消化不良を引き起こすこともあります。特に先ほど述べた通り子犬の頃はまだ消化器官が成長途中なので、苦手な穀物を摂取すると胃や腸に大きな負担がかかり下痢やおう吐してしまう恐れがあるそうです。

そのため、子犬の頃は特にグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを与えることをおすすめします。

 

子犬のドッグフードを選ぶときに注意したいポイント

①着色料や副産物が含まれていないものを選ぶ

子犬のドッグフードを選ぶ際は、まず原材料欄をチェックし危険な成分が含まれていないか確認することが大切です。特に着色料や保存料といった人工添加物や「○○ミール」「○○粉」といったお肉系の副産物が使われてるドッグフードは避けるようにしましょう。

例えば着色料や保存料といった人工添加物はアレルギーの原因になるほか、健康を害する危険性があると言われていますし、お肉系の副産物には食用として適さない部位が使用されていることがあります。

②動物性脂肪には要注意

動物性の油脂や脂肪自体はドッグフードに配合されていることが多い成分ではありますが、「何の動物の油脂や脂肪を使用しているのか」が明確になっていないものには注意が必要です。例えば「動物性油脂」「動物性脂肪」といった表記がされているものは、劣化を防ぐために酸化防止剤が使用されていることが多いので、避けた方が良いでしょう。

一方で、「鶏油」「サーモン油」「ラム清製油」のように使用しているお肉の種類が明確になっているものは安全性が高く、良質なドッグフードであるものが多いのでおすすめです。

③穀物の過剰摂取に気をつける

先ほども紹介したように、子犬の頃に穀物を大量に摂取すると胃腸に負担がかかり消化不良を起こす恐れがあります。そのため穀物を多く配合しているドッグフードは、子犬には特におすすめできません。

例えば原材料欄の1番目に小麦やトウモロコシなどの穀物の名称があるドッグフードは穀物が多量に配合されているため避けるようにしましょう。

トイプードルのドッグフードに関する質問

 

犬種 年齢 ドッグフード
トイプードル 3ヶ月 アイムス
「子犬に与えるドッグフードはどんなものを選ぶと良いですか?」

最近トイプードルを飼い始めました。まだ手のひらに乗るくらい小さい子犬です。
ホームセンターでゲージやおむつなどは揃えたのですが、いざドッグフードを選ぼうとしたら色々な種類がありすぎてどれが良いのかいまいちわかりませんでした。とりあえず「子犬用」と記載されているドッグフードを購入し与えているのですが、本当にこれが一番良いのかわかりません。
子犬用に与えるドッグフードはどんなものを選べば良いのでしょうか?避けた方が良い原料などもありましたら一緒に教えて下さい。

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