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【8008人調査】アボ・ダーム(オリジナルビーフ)の悪い評判・安全性を調査

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ビタミンやミネラルなどの栄養価が高いことで知られているアボカドを使用したドッグフード「アボ・ダーム」。今回は、「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」の原材料や成分を調査しました。給与量や価格などもあわせてご紹介しますので、フード選びの参考にしてみてくださいね。

このドッグフードの特徴

  • 高い栄養価を誇るアボカドで皮膚や被毛の健康をサポート
  • ワンちゃんの体に負担の少ない消化吸収しやすいフード
  • 涙やけ、皮膚トラブル、体臭や便臭などの予防に役立つ
  • 酸化防止剤、人工添加物不使用なので安心して愛犬に与えられる

基本情報

参考価格 800g 1,680円・2.4kg 3,229円・5.6kg 6,141円・12.0kg 8,488円(税込)※amazonサイト参照
参考1Kgあたり単価 約707円~約2,100円(税込)
カロリー 332kcal/100g
生産国 アメリカ
主原料 乾燥ビーフ
穀物 玄米・白米・オートミール
酸化防止剤 天然由来成分
人工保存料 不使用
人工着色料 不使用
人工香料 不使用
その他気になる人工添加物 不使用
粒の大きさ  小粒

編集部によるアボ・ダームの評価

このドッグフードは「ギネスで世界一の栄養価をもつアボガドを使って、愛犬の皮膚や皮脂を健康に・・」といったテーマで作られているようです。しかし、アボガドに含まれるペルシンという殺菌作用成分が犬にとっては良くないので不安が残ります。また、主原材料の肉(乾燥ビーフ)には副産物は含まれていないようですが、玄米や白米やオートミールといった穀物の使用が確認できます。穀物アレルギーを持つワンちゃんには注意が必要ですね。

ビタミンやミネラルも合成のサプリメントが配合されていますが、犬の健康に害を及ぼすような人工添加物は使われていませんので、全体的にはクオリティの高いドッグフードと言えそうです。

原材料

乾燥ビーフ、玄米、白米、オートミール、亜麻仁、乾燥アボカド果肉、トマト繊維、鶏脂肪、ナチュラルフレーバー、塩化カリウム、塩、海藻、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ビタミンC、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンD3、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、セレニウム酵母、銅アミノ酸キレート、硫酸銅、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム)、乾燥ニシン、アボカドオイル、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ビフィドバクテリウム・サーモフィラム、エンテロコッカス・フェシウム

編集部コメント~原材料~

主原材料の乾燥ビーフは副産物を含みませんので安心です。しかし、第2主原材料の玄米はじめ、白米やオートミールといった穀物についてはアレルギー源となりえますので注意が必要です。また、アボガドに含まれる殺菌成分=ペルシンも気になるところです。その他、ビタミンやミネラルは合成のサプリメントですが心配はなさそうです。

成分

粗蛋白21%以上、水分10%以下、粗脂肪11%以上、粗灰分7.0%以下、粗繊維4%以下

編集部コメント~成分~

低たんぱく低脂肪でカロリーは低めですので、ダイエットをしたいワンちゃんにはおススメできそうです。ビタミンやミネラルもバランスよく配合されています。本来たんぱく質が高めな牛肉を使用しながらドッグフードのたんぱく質成分含有率が低いことから、玄米・白米・オートミールの穀物を合算すると植物性たんぱく質の含有が多い可能性も考えられます。

生産者情報

アボ・ダームは、1947年に創業したアメリカのブリーダーズチョイス社によるドッグフードです。動物園に自然食を提供している会社でしたが、1970年代、社長のハロルド・テイラーさんは犬や猫の皮膚トラブル増加について考えるようになり研究を重ねました。庭にあるアボカドを好んで食べていた愛犬の皮膚が健康だったことからヒントを得て、皮膚や被毛をサポートするアボカドを使用したフードのアボ・ダームが完成しました。発売から30年以上、現在も創業当時と変わらず自然であることを大切にしたフード作りに取り組んでいます。

保管方法

ドッグフードは酸化しやすいため保管方法には十分注意しましょう。酸化すると味や香りが変わってしまうこともあります。

▲開封前の保存方法

開封前でも、保存する場所によっては品質維持が難しくなるため注意しましょう。

  • 湿度が高くならない
  • 風通しがよい
  • 温度変化がない
  • 直射日光が当たらない

などの条件に適した場所で保存しましょう。

▲開封後の保存方法

開封前と同じように温度や湿度、直射日光に注意して、冷暗所などで保存しましょう。フードの袋からは空気をなるべく抜いて酸化を防ぎ、1カ月以内に使い切るようにしましょう。密閉できる容器に入れることもおすすめです。

よくある質問

・どのようにして愛犬にぴったりなフードを選べばよいのですか?

ライフステージに合わせたフードを選ぶようにしましょう。成犬期と子犬期では、必要な栄養バランスが異なります。また、肥満のワンちゃんや、去勢・避妊手術で太りやすくなっている場合は、カロリー控えめのフードもおすすめです。アレルギーがある場合は、原材料をよく確認して選びましょう。

・保存料・添加物は使っていますか?

危険性のある酸化防止剤や、人工的に作られた添加物は使用していません。アボ・ダームの酸化防止には天然由来の成分が使用されているため安心ですね。

・給与量

「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」

1日分の給与量の目安

体重 1日分の給与量
1~5kg 45~99g
5~9kg 99~154g
9~14kg 154~221g
14~18kg 221~276g
18~27kg 276~398g
27~36kg 398~520g
36~46kg 520~655g

(100gあたり332kcal)

給与量は目安です。パッケージの記載量を基本に運動量や年齢、体型などによって調整し、1日2回くらいに分けて与えましょう。

・フードを切り替えるには?

はじめは新しいフードを1割程度、徐々に増やしながら2週間くらいかけて切り替えます。

切り替え方の目安

今までのフード:新しいフード
1日目 9:1
3日目 8:1
7日目 5:5
10日目 2:8
14日目 0:10

 

早いと1週間から10日ほどで切り替えられるワンちゃんもいます。新しいフードを混ぜる割合は、ワンちゃんに合わせて調整していきましょう。

・子犬にも与えられますか?

「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」は全成長段階用なので与えることができますが、成犬期とは給与量が異なります。また、一度にたくさん食べることができないため、1日分を3~5回に分けて与えましょう。

「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」

1日分の給与量の目安

体重 1日分の給与量(パピー)
1~5kg 54~119g
5~9kg 119~184g
9~14kg 184~266g
14~18kg 266~331g
18~27kg 331~477g
27~36kg 477~624g
36~46kg 624~786g

(100gあたり332kcal)

アボ・ダームには、子犬の成長に適した栄養バランスの子犬用フードもあります。

・老犬にも与えられますか?

「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」は全成長段階用なので与えることができますが、成犬期とは給与量が異なります。また、一度に食べられる量が減ってきた場合には、1日分を3~4回に分けて与えましょう。

「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」

1日分の給与量の目安

体重 1日分の給与量(シニア)
1~5kg 41~90g
5~9kg 90~138g
9~14kg 138~199g
14~18kg 199~248g
18~27kg 248~358g
27~36kg 358~468g
36~46kg 468~590g

(100gあたり332kcal)

アボ・ダームにはカロリーを抑えたり、関節の健康をサポートしたりなど、高齢犬に適した栄養バランスのフードもあります。

価格

公式サイトでの販売がない場合には、ペットショップや量販店の他、Amazonや楽天などでも購入することができます。

「アボ・ダーム オリジナルビーフ 小粒」

内容量 参考価格 ※amazonサイト参照
800g 1,680円
2.4kg 3,229円
5.6kg 6,141円
12.0kg 8,488円

※税込

まとめ

アボ・ダーム オリジナルビーフは、アボカドを使用することで差別化が図られています。

しかし、アボガドに含まれる殺菌成分=ペルシンは犬などの家畜に悪い影響(胃腸刺激、嘔吐、下痢、呼吸困難など)を与える可能性がありますので、少量とは言え不安は残ります。

また、主原材料の乾燥ビーフは副産物が含まれていないので安全ですが、第2~第4の原材料として玄米、白米、オートミールといった穀物が使われています。

人工の添加物などは含まれてませんが、グレインフリーではありませんので

アレルギーを持つ、または発症の可能性に不安があるようなワンちゃんにはおススメできません。

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