手作り食のサポートアイテムとしても役立つ自然食が売りのドッグフード「Gem」のオーガニックフードの原材料や成分を分析して、評判と安全性を調査してみました。
基本情報
- 完全無農薬、無添加の自然食ドッグフード
- 全ての原材料が人間用の基準をクリアしている
- 冷蔵庫(冷凍庫も可能)での保存が必要なドッグフード
- 手作り食のトッピングアイテムとしてもおすすめ
- 第一原材料がひまわりの種である
参考価格 | 1.5kg 3,024円 3kg 5,292円 6kg 9,180円(税込) 12kg 15,660円(製造元サイトより) |
参考1Kgあたり単価 | 1,530円〜2,016円(税込) |
カロリー | 310kcal/100g |
生産国 | 日本 |
主原料 | ひまわりの種(脱脂) |
穀物 | ひまわりの種(脱脂)、マイロ(もろこしの1種) |
酸化防止剤 | 不使用 |
人工保存料 | 不使用 |
人工着色料 | 不使用 |
人工香料 | 不使用 |
その他気になる人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 直径1cm程度のペレット状 |
編集部によるGemの評価
6種類の材料からなる大変シンプルなレシピのドッグフード。ヒューマングレードの材料を使った完全無農薬、完全無添加のオーガニックフードですが、肉を一切使用していないため動物性タンパク質を摂ることができず、このフードだけでは健康を維持するための栄養を摂取することはできません。あくまでも手作り食の補助となる位置付けのフードです。きちんと動物性タンパク質を加えることができれば、補助食として安全性の高いものと思います。
原材料
ひまわりの種(脱脂)、マイロ、ホエイ、動物油(鶏とラム脂肪)、海藻(かじめ)、かきがら
編集部コメント~原材料~
肉類を一切使用していない補助食としての位置付けですので、このフード単体では健康を維持することは難しいいと思われます。全てヒューマングレードの原材料を使用した完全無農薬・無添加のオーガニックフードですので安全性は高いと思います。
成分
粗タンパク/18%以上、粗脂肪/10%以上、粗繊維/8%以下、粗灰分/7%以下、水分/11%以下
編集部コメント~成分~
粗タンパク18%以上、粗脂肪10%以上(DM値20.2%以上、11.2%以上)で、肉を使用していないことから、タンパク質は植物性であるため動物性たんぱく質を加えることが前提となります。専門家に相談しながら使用することをオススメします。
生産者情報
製造元のジェムペットサービスは、源平將充氏による20年以上の経験と知識によって誕生した無農薬無添加のドッグフードです。
無農薬や自然食にこだわった酸化防止剤などを一切使用しない無添加フードのブランドで、フードだけでの利用はもちろん、手作り食の切り替え時や、ローテーションなどの際の手作りごはんのサポートを行う目的でも使用できることがPRされています。
保管方法
Gemは、防腐剤などの化学薬品は一切使用していないため、常温で保存した場合、保存状態によっては虫やカビが生えることがあるので、販売サイトでは冷蔵庫で保存することがアナウンスされています。開封後は1ヶ月程度で与えきり、冷凍もできるので、与えきれない場合には、小分けにして冷凍保存するとよいでしょう。
よくある質問
・どのようにして愛犬にぴったりなフードを選べばよいのですか?
犬のドッグフード選びは、無農薬や無添加、オーガニックにこだわって作られる高品質のドッグフードであったとしても、愛犬の体質に合うドッグフードなのかは、実際に食べさせてみないとわからない部分があります。愛犬にぴったりなフードを探すには、気になる製品を一度お試しで購入してみるとよいでしょう。
・保存料・添加物は使っていますか?
Gemは防腐剤などの化学薬品は一切使用していません。
その他にも、原料段階に至るまで薬剤等を使用していない、無農薬・無肥料レベルの作物を使用していること、家畜の飼料にも薬剤を使用していないこと、酸化防止剤を一切使用しないことといったこれらの条件を満たしたドッグフードです。
・給与量
給与量は目安になります。パッケージの記載量を基本に、運動量の変化などによって調整しましょう。
「Gem」1日分の給与量の目安
体重(kg) | 給餌量(g) |
〜2 | 30〜60 |
3〜5 | 70〜180 |
6〜9 | 190〜250 |
10〜15 | 260〜340 |
16〜20 | 350〜430 |
20〜25 | 440〜600 |
25〜35 | 610〜730 |
35〜40 | 740〜1100 |
・フードを切り替えるには?
今まで与えていたフードに腸が慣れているため、急に新しいフードに変えることで、ウンチが軟便になることがあります。お腹の調子を維持するためにも、ドッグフードを切り替える場合は、現在与えているフードに新しいフードを少しずつ増やして混ぜながら、7~10日くらいかけて、徐々に新しいフードに切り替えることをおすすめします。
特にGemはペレット状のフードなので、水分を多く与えるとフードが溶けやすくなります。状態を見て切り替えを行うようにしましょう。
・子犬にも与えられますか?
Gemは子犬にもトッピングとして与えることのできるドッグフードですが、注意すべき点は、お肉が含まれていないドッグフードなので、子犬に必要な栄養量を満たすためには、お肉や他の食材を混ぜる必要があるでしょう。
・老犬にも与えられますか?
水分やヨーグルトを含めるとペレットが溶けやすくなるので、カリカリのドッグフードを食べられなくなった老犬にもおすすめです。
価格
Gem(ジェム)は、公式サイトや取扱店、通販にて購入することができます。
参考価格 | |
Gem 1.5kg | 3,024円 |
Gem 3kg | 5,292円 |
Gem 6kg | 9,180円 |
Gem 12kg | 15,660円 |
税込
まとめ
動物性の原料が第一原料ではないので、活動量の多い犬や成長期の犬には、栄養価が足りない部分があります。トッピングや手作り食のアイテムの一つとして愛犬に与える場合は、カロリー計算や栄養バランスの計算を行う必要があるでしょう。
独自性のあるドッグフードのため、購入者の口コミは少なく、犬の健康のために作られたフードという文言があるにもかかわらず、主原料がひまわりの種、次にマイロ(もろこしの1種)が使われているところも、どう判断するかは飼い主さん次第です。
手作り食におけるトッピングや食材の代替として与える場合の栄養バランスについては、相談できる人や知識がない人では、管理することが難しく、場合によっては犬が体調を崩す可能性もあるので、注意が必要です。