鶏肉本来のおいしさが味わえるドッグフード「ビルジャック」。今回は「ビルジャック スモールブリードアダルト」の原材料や成分を調査しました。給与量や価格などもあわせてご紹介しますので、フード選びの参考にしてみてくださいね。
基本情報
- 100gあたり約80gもの新鮮な鶏肉を使用した良質なタンパク質を豊富に摂取できるフード
- 鶏肉本来のおいしさを独自の栄養保護技術「真空アミノヘルス製法」で実現したワンちゃんがよろこぶおいしさ
- 豊富なアミノ酸を配合して免疫力の維持をサポート
- 天然のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸を含み健康な皮膚や美しい被毛を保つ
参考価格 | 800g 1,858円・2.7kg 4,990円(税込)※公式サイト参照 |
参考1Kgあたり単価 | 約1,848円~約2,322円(税込) |
カロリー | 不明 |
生産国 | アメリカ |
主原料 | 鶏・鶏の副産物(内臓のみ) |
穀物 | とうもろこしミール・オートミール |
酸化防止剤 | プロピオン酸ナトリウム・BHA・天然由来成分(混合トコフェロール、ローズマリー抽出物) |
人工保存料 | 不使用 |
人工着色料 | 不使用 |
人工香料 | 不使用 |
その他気になる人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | 細長い形状 |
編集部によるビルジャックの評価
今回評価したビルジャック スモールブリードアダルトは、新鮮な鶏肉を全体の85%も使用しているフードで、鶏肉に含まれているアミノ酸の熱変性を抑える「真空アミノヘルス製法」という独自の低温調理法で丁寧に調理されています。全体的に高品質なフードという印象です。ただし、規定の範囲内の使用ではあるものの酸化防止剤としてBHAを使用している点、高品質ではあるのですが、とうもろこしミール、オートミールといった穀物も使われている点が残念です。
原材料
鶏、鶏の副産物(アルギニン源である鶏肉の内臓のみ)、とうもろこしミール、鶏副産物ミール、乾燥甜菜果肉、オートミール、さつまいも、醸造用乾燥イースト、第一リン酸カルシウム、亜麻仁、塩化コリン、炭酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウ(保存料)、DL-メチオニン、L-リジン、乾燥ブルーベリー、乾燥クランベリー、乾燥りんご、ビタミンE補強剤、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸(ビタミンC源)、亜鉛プロテイン、酸化亜鉛、銅プロテイン、ビタミンA酢酸塩、硫酸銅、ナイアシン補強剤、ビオチン、亜セレン酸ナトリウム、パントテン酸D-カルシウム、イノシトール、マンガンプロテイン、リボフラビン補強剤、硝酸チアミン、ビタミンB₁₂補強剤、塩酸ピリドキシン(ビタミンB₆)、混合トコフェロールおよびBHA(保存料)、酸化マンガン、コバルトプロテイン、炭酸コバルト、ビタミンD₃補強剤、ヨウ化カリウム、葉酸、ローズマリー抽出物
編集部コメント~原材料~
良質な動物性タンパク質源である新鮮な鶏肉が全体の約85%も配合されており、使用されている鶏肉は専用の養鶏場で飼育されたヒューマングレードの生肉ですから、高品質で安全性が高いものと言えます。続く、鶏の副産物は、内臓のみの使用でくちばしや爪などは含まれていないので安心です。鶏副産物ミールも粗悪なものではないと判断できるでしょう。とうもろこしミールも、安価なフードに使用されているものとは違い、専用農場で作られた高品質のもので、消化吸収しやすい工夫がされたものですが、アレルギーのあるワンちゃんには注意が必要です。最も気になることは、多くの添加物が配合されていることで、特に発がん性の危険が指摘されているBHAの使用は残念です。
成分
粗タンパク質26.0%以上、粗脂肪15.0%以上、粗繊維4.0%以下、水分10.0%以下、アルギニン1.25%以上、ロイシン1.50%以上、リジン 1.10%以上、メチオニン0.50%以上、オメガ6脂肪酸2.50%以上、オメガ3脂肪酸0.25%以上
編集部コメント~成分~
粗タンパク質26.0%以上、粗脂肪15.0%以上(DM値:28.9%以上、16.7%以上)とAAFCOの栄養基準をクリアしています。また天然由来のオメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸の配合により、皮膚や被毛の健康維持に配慮されています。
生産者情報
1947年に設立したビルジャックは二人の兄弟で作った会社です。ビル・ケリー氏とジャック・ケリー氏の名前から会社名を決めました。「ちゃんと手間を掛け、製造の過程で損傷を与えないよう注意を払った新鮮な製品こそがペットフードとして最大最良のものである」を信条に、はじめは冷凍のドッグフードを取り扱っていました。1980年代、独自の製法により栄養を損なわずドライフードにすることを可能にしました。74度で調理できるアミノヘルス製法は国際特許を取得し、ワンちゃんに必要な栄養と新鮮なおいしさを保つドッグフード作りに取り組んでいます。
保管方法
ドッグフードが酸化しないよう保管方法には十分注意しましょう。酸化してしまうと味や香りが変わってしまい、本来含まれるはずの栄養も少なくなってしまいます。
▲開封前の保存方法
①開封前でも、保存場所を間違えると酸化してしまうことがあります。
- 湿度が高くならない
- 風通しがよい
- 温度変化がない
- 直射日光が当たらない
などの条件に適した場所で保存しましょう。
▲開封後の保存方法
開封前と同じように温度や湿度、直射日光に注意して、冷暗所などで保存しましょう。フードの袋からは空気をなるべく抜いて酸化を防ぎます。密閉できる容器に入れることもおすすめです。
よくある質問
・どのようにして愛犬にぴったりなフードを選べばよいのですか?
ライフステージに合わせたフードを選ぶようにしましょう。また、アレルギーがある場合は、アレルゲンとなっている原材料が含まれていないか確認することが大切です。
・保存料・添加物は使っていますか?
ビルジャックの酸化防止には、プロピオン酸ナトリウム、BHA、天然由来成分(混合トコフェロール、ローズマリー抽出物)を使用しています。天然由来成分だけでは酸化を防ぐことは難しいと考え、BHAなどの酸化防止剤も使用しています。
・給与量
給与量は目安です。年齢、運動量や体重の変化、環境などによって調整しながら、1日分を2回くらいに分けて与えましょう
「ビルジャック スモールブリードアダルト」
1日分の給与量の目安
体重 | 1日分の給与量 |
~1kg | 13~14g |
1.0~2.0kg | 13~28g |
2.0~4.5kg | 26~57g |
4.5~6.5kg | 52~84g |
6.5~9.0kg | 78~115g |
・フードを切り替えるには?
1週間くらいかけて、少しずつ切り替えます。
切り替え方の目安
新しいフードを混ぜる割合 | |
1日目 | 25% |
3日目 | 50% |
5日目 | 75% |
7日目 | 100% |
慣れるのに10日から2週間くらいかかるワンちゃんもいます。新しいフードを混ぜる割合は、ワンちゃんに合わせて調整していきましょう。
・子犬にも与えられますか?
スモールブリードアダルトは成犬用なので、子犬用フードをおすすめします。子犬には成長に適した栄養が必要です。
・老犬にも与えられますか?
スモールブリードアダルトは成犬用です。老犬に適した栄養バランスの高齢犬用フードをおすすめします。
価格
公式サイトやペットショップ、Amazonや楽天などでも購入することができます。公式オンラインショップの価格や送料を見てみましょう。
通常購入と、お得な定期コースから選ぶことができます。
▲単品購入
必要になったときに購入できます。
「ビルジャック スモールブリードアダルト」
内容量 | 参考価格 ※公式サイト参照 |
800g | 1,858円 |
2.7kg | 4,990円 |
※税込
▲定期購入
買い忘れなどがないように定期購入にしておくと便利です。希望の個数とお届け周期が選べます。また、お届けごとにおまけフードのプレゼントがあります。
内容量 | 参考価格 ※公式サイト参照 |
800g×3本セット | 5,573円 |
2.7kg | 4,990円 |
※税込
▲送料
地域 | 5,000円未満の購入 | 5,000以上の購入 |
北海道・九州 | 756円 | 270円 |
東北・関東・信越・東海・北陸・関西・中国・四国 | 648円 | 270円 |
沖縄・その他離島 | 1,404円 | 1,404円 |
※税込
▲支払方法
3種類の支払方法から選べます。
- 代金引換(代引手数料324円・5,000円以上の購入で無料)
- クレジットカード(一括払いのみ)
- 銀行振込(振込手数料が必要)
▲解約
万が一、ワンちゃんが食べなくなった場合には解約することもできます。定期購入の中止はマイページから設定しましょう。注文内容確定日前の変更が必要です。
・メーカー直営店
http://www.pgwan.jp/
※直営店のマイページにログインすると手続きができます。
まとめ
ビルジャック スモールブリードアダルトは、ワンちゃんが好きな鶏肉の栄養を損なわずにおいしく作りあげたドッグフードです。おいしさと豊富な栄養で健康維持をサポートします。
- 100gあたり約80gもの新鮮な鶏肉を使用した良質なタンパク質を豊富に摂取できるフード
- 鶏肉本来のおいしさを独自の栄養保護技術「真空アミノヘルス製法」で実現したワンちゃんがよろこぶおいしさ
- 豊富なアミノ酸を配合して免疫力の維持をサポート
- 天然のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸を含み健康な皮膚や美しい被毛を保つ
などの特徴があります。
他のフードではどんな品質のものが使われているかわからないことの多い鶏の副産物ですが、ビルジャックでは専属の養鶏場で育った鶏の内臓のみを使用しているため安心です。とうもろこしミールはアレルギーの原因ともいわれている穀物ですが、公式サイトでは消化吸収しやすくしているため心配はいらないと記載されています。また、酸化防止剤にはBHAなどが使われています。安全性についてしっかりと説明されていますが、心配な飼い主さんは他のフードを検討してみることもよいかもしれませんね。