自然療法学博士のレシピによって作られたドッグフード「アズミラ」。今回は「ライフスタイルドッグフォーミュラ」の原材料や成分を調査しました。給与量や価格などもあわせてご紹介しますので、フード選びの参考にしてみてくださいね。
基本情報
- 副産物などを一切使用せずに高品質な原材料だけを使用したこだわりのナチュラルフード
- 特殊フィルムを使用したバリアパッケージと天然由来の成分で新鮮なおいしさを保つ
- 人工着色料、香料、保存料など添加物不使用の無添加フード
- AAFCO栄養基準をクリアした全ライフステージ対応のドッグフード
参考価格 | 0.5kg 1,331円・1kg 2,530円・2.26kg 4,950円・4kg 7,876円・6.79kg 12,694円(税込)※公式サイト参照 |
参考1Kgあたり単価 | 約1,869円~約2,662円(税込) |
カロリー | 315kcal/100g |
生産国 | アメリカ |
主原料 | ラムミール |
穀物 | 全粒ひきわり玄米・全粒ひきわりソーガム・パールバーリー(丸麦) |
酸化防止剤 | 天然由来成分(ミックストコフェロール) |
人工保存料 | 不使用 |
人工着色料 | 不使用 |
人工香料 | 不使用 |
その他気になる人工添加物 | 不使用 |
粒の大きさ | ドーナツ型(約1cm~) |
編集部によるアズミラの評価
アズミラは、ヒューマングレード相等の高品質な肉を使用し粗悪な肉副産物や危険な合成添加物、増量材など一切使用していない安全性の高いナチュラルフード。今回評価した「ライフスタイルドッグフォーミュラ」はラムミールを第一主原材料としたオールステージ対応で、品質や安全面ではオススメできるフードです。また、鮮度を保つバリアパッケージの採用も嬉しいですね。ただし、小麦グルテンは使用されていませんが、全粒のひきわり玄米とソルガム、パールバーリー(丸麦)といった穀物が使用されているので、体質に合わないワンちゃんには注意が必要です。
原材料
ラムミール、全粒ひきわり玄米、全粒ひきわりソーガム、パールバーリー(丸麦)、脱果汁トマト(リコピンの供給源)、キャノーラオイル(ミックストコフェロール類にて保存)、メンハーデンフィッシュミール、ナチュラルフレーバー(ラム肉由来)、アルファルファミール、ビタミン(塩化コリン、ビタミンEサプルメント、ビタミンAサプルメント、D-パントテン酸カルシウム、ナイアシンサプルメント[ビタミンB3]、ビオチン、リボフラビンサプルメント、ビタミンKサプルメント、ビタミンB12サプルメント、硝酸チアミン[ビタミンB1]、ビタミンDサプルメント、塩酸ピリドキシン[ビタミンB6]、葉酸)、塩化コリン、ミネラル(炭酸カルシウム、酸化亜鉛、タンパク質化合亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、硫酸銅、亜セレン酸ナトリウム、タンパク質化合銅、タンパク質化合マンガン、ヨウ素酸カルシウム、炭酸コバルト)、塩化カリウム、ケルプミール、レシチン、ローズマリー抽出物、セージ、乾燥枯草菌発酵生産物質、乾燥麹菌醗酵生産物質
編集部コメント~原材料~
第一主原材料はラムミールで、これは副産物を使用しないヒューマングレード相等の高品質なものです。続いて全粒ひきわり玄米、全粒ひきわりソーガム、パールバーリー(丸麦)といった穀物が配合されています。これも遺伝子組み換えではない認定を受けた安全性の高い穀物です。危険な合成添加物も使用されていないので、安全性の高い安心できる原材料といえます。ただし、栄養価も高く比較的アレルギーを引き起こしにくい種類ですが、穀物が使用されているのでワンちゃんによっては注意が必要です。また、ビタミン等のサプリメント類が多く含まれている印象です。
成分
粗タンパク質 22%以上、粗脂肪8%以上、粗繊維5%以下、水分10%以下、粗灰分9%以下、マグネシウム0.04%以上、リノール酸(オメガ6)1.0%以上、リノレン酸(オメガ3)0.4%以上、カルシウム1.0%以上、リン0.8%以上、ナトリウム0.3%以上
編集部コメント~成分~
粗タンパク質 22%以上、粗脂肪8%以上(DM値24.4%以上、8.9%以上)とタンパク質、脂質とも比較的低い成分値で、100gあたりのカロリーも315Kcalと控えめなので、成長期や活動量の多いワンちゃんにはあまり適さないのではと思います。
生産者情報
アズミラは、創設者でありホリスティック栄養学博士、自然療法学博士のリサ S. ニューマンのペットに健康上の問題が見つかったことがきっかけとなりはじまりました。品質のよいナチュラルサプリメントがないことや、宣伝文句とかけ離れた製品などに失望し、1988年から自社製品の開発を手掛けています。人間の栄養学などからプログラムの開発、効果の実証などを経て、ペットのナチュラルヘルスケア製品を製造しています。ドッグフードやキャットフードの他にサプリメントの開発も手掛け、安全性の認められた原材料を使用したフード作りに取り組んでいます。
保管方法
アズミラのドライフードは特殊なフィルムを使用したバリアパッケージになっていますが、間違った保管方法によって酸化する可能性もあります。
▲開封前の保存方法
開封前でも保存する場所によっては品質維持が難しくなるため注意しましょう。
- 湿度が高くならない
- 風通しがよい
- 温度変化がない
- 直射日光が当たらない
などの条件に適した場所で保存しましょう。
▲開封後の保存方法
開封前と同じように温度や湿度、直射日光に注意して、冷暗所などで保存しましょう。フードの口は3つ折りにしてからクリップで留め、45日以内に使い切りましょう。
よくある質問
・どのようにして愛犬にぴったりなフードを選べばよいのですか?
一般的には年齢などによってフードを選びますが、アズミラは全ライフステージに対応したフードなので、メインになっている原材料で選ぶとよいでしょう。アレルギーがある場合は、原因となっている原材料を避けなければなりません。
・どのようにフードを切り替えていけば良いですか?
新鮮で品質のよい原材料を使用しているため、フードの切り替えによる体への負担が少ないといわれています。しかし、急に切り替えると下痢などをしてしまうワンちゃんもいるため、様子を見ながら少しずつ切り替えていくことがおすすめです。
・保存料・添加物は使っていますか?
人工的な添加物は一切使用していません。保存料には、安心な天然由来成分を使用しています。
・給与量
運動量や年齢、体型などによって調整し、1日分を2回くらいに分けて与えましょう。
「アズミラ ライフスタイルドッグフォーミュラ」
1日分の給与量の目安
体重 | 1日分の給与量 |
~1.4kg | 17g |
1.4~2.7kg | 17~34g |
2.7~4.1kg | 34~51g |
4.1~5.4kg | 51~68g |
5.4~9kg | 68~135g |
9~22.7kg | 135~270g |
22.7~34kg | 270~405g |
34~45kg | 405~540kg |
45kg~ | +9kg毎に+約67g |
(100gあたり315kcal)
・フードを切り替えるには?
今まで食べていたフードに新しいフードを少しずつ混ぜて、1週間くらいかけて切り替えます。
切り替え方の目安
新しいフードを混ぜる割合 | |
1日目 | 25% |
3日目 | 50% |
5日目 | 75% |
7日目 | 100% |
慣れるまでに2週間から1カ月くらいかかるワンちゃんもいます。新しいフードを混ぜる割合は、ワンちゃんに合わせて調整していきましょう。
・子犬にも与えられますか?
アズミラは全ライフステージ対応なので与えることができますが、子犬期は成犬期よりも1.5倍くらいの給与量が必要です。また、一度にたくさん食べることができないため離乳から4カ月までは1日分を4回くらいに分けて、9カ月までは3回くらいに分けて与えましょう。
・老犬にも与えられますか?
与えることができます。運動量が減ってきたら、様子を見ながら25~50%減らした給与量にします。また、一度に食べられる量も少なくなるため、1日分を3~4回に分けて与えましょう。
価格
公式サイトでの販売がない場合には、ペットショップなどの他、Amazonや楽天などでも購入することができます。
「アズミラ ライフスタイルドッグフォーミュラ」
内容量 | 参考価格 ※公式サイト参照 |
0.5kg | 1,220円 |
1kg | 2,322円 |
2.26kg | 4,536円 |
4kg | 7,225円 |
6.79kg | 11,642円 |
※税込
まとめ
アズミラは、アメリカ農務省認定材料だけを使用した高品質のナチュラルドッグフードです。ニュージーランド産ラム肉を使用し、ワンちゃんに必要なタンパク質を豊富に含んでいます。体に負担の大きい人工添加物や塩、副産物などを使用していないため安心です。
- 副産物などを一切使用せずに高品質な原材料だけを使用したこだわりのナチュラルフード
- 特殊フィルムを使用したバリアパッケージと天然由来の成分で新鮮なおいしさを保つ
- 人工着色料、香料、保存料など添加物不使用の無添加フード
- AAFCO栄養基準をクリアした全ライフステージ対応のドッグフード
などの特徴があります。
どんな品質なのかわからないことの多い〇〇ミールですが、アズミラは副産物を使用せず安全性が認められている原材料だけと公式サイトに記載されているため、安心してワンちゃんに与えることができそうです。
しかし、アレルギーになりやすいといわれている穀物が使われています。玄米や丸麦はトウモロコシなどに比べると心配は少ないといわれていますが、グレインフリーにこだわりたい飼い主さんは他のフードを検討してみることもよいかもしれませんね。